今年も実現!本校と高校の先生の「熱い一日!」

今日は、このブログでもこれまで予告させていただいていたように、
日本分析化学専門学校主催、大阪府教育委員会後援「第13回授業で使える化学実験会」が開催されました。
この実験会は、高校の理科科目ご担当の先生を対象としたものであり、
過去12年に渡って毎年開催していましたが、毎年大変ご好評をいただいており、
本日も多くの先生にご参加いただきました。

参加者である先生方は、普段高校の化学教育の現場で生徒の指導に携わっておられるわけですが、
その授業・実験の参考となる、まさに本実験会のタイトルにある『授業で使える』情報収集のために参加されます。
高校と専門学校という立場こそ違えど、同じ化学教育に携わる立場として、
本校もそうした先生方の熱意に少しでもお役に立てればと、約半年前より全教職員で準備を進めてきました。

そしていよいよ迎えた今日の実験会!

参加いただいた先生の中には、これまでに何度も本校の実験会にお越しくださった方や
先生の教え子さんをご紹介いただいた方も多くおられ、
開始までの会場では、「お久しぶりです!」の挨拶が多く交わされていました。

まずは本校校長からの開会の挨拶があり、実験担当講師からの自己紹介後、
各実験室に移動し、いよいよ実験スタートです!

今日ご用意した実験は以下の5つのテーマです。
   1)秘技!勝手に噴水!
   2)化学で大文字焼き!?
   3)君の息をホタルに
   4)とろ〜り“おもち”が発泡スチロールに!?
   5)手作り2色チョーク




どなたもカメラをお持ちになり、「これは参考になりそう」「生徒にはここをこう工夫したらもっと興味を持つかもしれない」などと
ディスカッションをされながら実験に取り組んでおられました。
そして、写真をご覧頂いておきづきかもしれませんが、どの先生も、楽しそうにされていました。
各実験室では、歓声が上がったり、オドロキのどよめきが聞こえてきたりと、
今日ばかりは先生方も生徒の立場で随分とお楽しみ頂けたようです。
「化学って、実験って、こんなに楽しいものなんだよ、ということをもっと知ってもらうことが生徒が化学に興味を持たせる第一歩。
 こうして実験会に参加させていただくと、私自身それを改めて思い出すことができます。」とは、
 参加者のお言葉です。

このように先生方は、普段より、いかに生徒に化学に興味を持ってもらうか、
そして化学をいかに理解させるかということについて奮闘されているわけですが、
その情報共有を先生同士でも行っていただこうということで次に実施されたのが『化学教育情報交換会』です。

小グループに分かれ、それぞれ持ち寄っていただいた教材や資料などをもとに、
生徒の理解を深め興味を持たすためのツールやアイデアなどをご披露いただいたり、
また、同じような悩みをお持ちの先生方の情報交換をしていただくことで、
打開策を見出すことができたりと、各グループで大変活発な情報交換がなされていました。

中には、これまで本校で開催した実験会でご紹介した実験を実際に授業で実践しておられるという方がおられたり、
また、本校の実験サイト「すぐできる!なるほど・ザ・化学実験室」を参考にしてくださっているという声もお聞かせいただき、
私たちとしては大変嬉しく、そして励みになる一幕もありました。

実験会の休憩時間にも、本日の実験会内容にとどまらず、様々な実験に対するご質問やご意見をくださる先生もおられ、
先生方の熱意がムンムンと伝わってくる実験会でした。
そして、こうした多くの先生方のご協力もあって、大盛況のうちに終わることができました。

このような実験会は来年も開催予定です。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
そして、残念ながらお越しいただけなかった先生方も、来年こそはぜひご参加ください!
(もしご参加いただけなかった方で、本日の資料などご入り用の方がおられましたら本校までご一報ください。夏まで待てない!という方は、今年12月開催の土曜化学実験会にぜひご参加ください!)
教職員一同、また有意義な実験をご用意してお待ちしております!
本日は誠にありがとうございました。この場を借りましてお礼申し上げます。

さてさて、明日は高校生や中学生の皆さん、言わば化学者の卵たちの実験会。
ということで、マカロン先生のご報告をお楽しみに!


byアビー