実験室で色んな匂い!?

今日で後期の一週間の授業が終了しました。
まだまだ休みボケをしている学生にはしんどい一週間だったかもしれません。
早く授業のリズムを取り戻していきましょう!

さて、今日の実験室では、2年生の卒業研究がいよいよ本格的に始まりました。
資源分析化学科と有機テクノロジー学科は、月曜日にガイダンスと実験準備を進めてきましたが、
今日からいよいよ本番!
各班が実験方法を確認しながら実験を進めていきます。

・・・ん!?何か実験室内なのに食べ物の匂いが・・・
「先生、匂い嗅いでみて!」と差し出されたビーカーに鼻を近づけると、この匂いは!

なんと、彼女たちの班が実験に使っていたのは納豆でした。一方ではオクラを乳鉢ですりつぶしています。

これらの食品から繊維材料を合成するのが研究テーマなのです。
石油から作られる繊維に代わる、新しい繊維が見つかるかもしれませんね!

別の実験室では、またもや食べ物のような匂いが・・・
こちらは、以前ブログでお伝えした、海藻を粉砕していました。

天日干しした海藻はパリパリの状態に!それをミキサーで粉砕しているのですが、
この匂いが海苔のようなお茶のような感じがします。
細かく粉砕された海藻は、これからの研究の中で金属吸着能力を調べていきます。
海水を浄化する新しい方法が見つかるかもしれませんね!

卒業研究を進めていく上で、様々な機器を駆使していかねばなりません。
今日は、バッテン先生からフーリエ変換赤外分光光度計の使い方を復習していました。
これまでの実験でも使っていた装置ではありますが、再度使用方法を確認し、しっかりと説明をノートにメモしていました。

この一週間、2年生の卒業研究はいいスタートを切れました!
ここでしっかり準備することで、これからの研究がスムーズに進行していきます。
それぞれの研究テーマから得られる結果が今から楽しみです。

byベース