資格を勉強していたことも評価され、見事内定!

まずは嬉しい内定報告です。
有機テクノロジー学科2年生のSくんとKくんが、2人揃って同じ企業から
内定を頂きました。実は、少し前に結果は出ていたのですが、内定通知書が
先週末に企業から2人のもとに届いたので、改めて写真も撮って報告したい
と思います。

↓写真左側がSくん、真ん中がKくん、そして、右側が担任のあおひげ先生です。

Sくんは、なぜかKくんの肩に肘をのせています。本人も、なぜか分からな
いということでした。
内定を頂いた嬉しさが出たということにしておきましょう(笑)。

2人が内定を頂いた企業は、某大手自動車メーカーを取引先として、車の外装
や内装の各パーツを作り、メッキを行っている企業です。例えば、車の前面に
は、銀色に輝く「企業のロゴマーク」が付いていますが、その銀色に輝くメッキ
を行っているメーカーです。
その中で2人は、メッキに関する機器の操作から薬品の調合、分析を担当する
予定です。

企業側から求人のお話を頂いたのは、8月上旬でした。
採用担当者の方からは、
「これまで大卒者の採用を行っていたが、専門学校を卒業した人を対象に採用
活動を行いたい。その理由として、いろいろな資格を持ち、即戦力として期待
できるから。」
ということでした。

その採用条件として提示されたのが、「危険物取扱者」、「毒物劇物取扱責任者」、
公害防止管理者(水質)」の資格を持っている人、又は勉強をしている人という
ものでした。

毒物劇物取扱責任者」は、本校を卒業すれば、無試験で取得できる資格です。
また、「危険物取扱者」、「公害防止管理者」については、本校でも資格取得対策
講座を開き、その取得に対して積極的にサポートを行っている資格です。

特に「危険物取扱者」の甲種という資格は、ある特定の化学などに関する単位を取
得することで受験資格を得られるものです。一般の大学では3年生や4年生になら
なければ、受験資格を得られないという場合が多いのですが、本校では1年生の期
間に甲種を受験するために必要な単位を授業で取ることができます。つまり、2年
生になるときには、皆が受験資格を持てるということになります。

このように、本校では化学や分析に関する様々な資格取得をサポートしています。
今回、内定を頂いた2人も、これら資格について既に取得しているものもあり、
それが採用試験で有意に働いたことは言うまでもありません。

2人に話を聞くと、「他にも、事前に勉強しておいた方がよい資格について、企業
の方から教えて頂いているので、これからその勉強にも励みます。頑張ります!」と、
まだまだ自らに磨きをかけていくようです。

これからは、街中で走る自動車を見るたびに、2人の顔を思い出すことになるのかと
思うと、教員としても嬉しい限りです。
活躍を期待しています!