2・4年生の卒業研究、壁にぶつかりながら成長していく

2・4年生は卒業研究を行っています。
もう卒業研究になると、4年生は勿論、2年生も、
分析機器については、装置の立ち上げから準備、サンプルの調製、測定、
そしてデータ処理に至るまで、
すべてを教員に頼らず自分たちの力で進めていけるようになっています。

生命バイオ分析学科2年のT君も、黙々と分析機器で測定を行っていましたが、
話を聞くと「なかなか思うようなデータが得られていないんです…」と
悩みながら測定をしているようでした。
卒業研究になると、測定した結果を自分たちで判断し、
「あれ?おかしいな?サンプル調製のミスかもしれない」と
自分たちで気づいて改善していくことも要求されます。
T君もそれを実践しているのですが…。

ご覧のような渋い表情。
装置をうまく駆使できるようになると、
今度は実験内容の進め方や得られたデータなど、
新たな壁にぶつかります。
しかしそれも、自分たちのレベルが一つ上がった証拠です。
この壁を一つ一つクリアしていくことが、
一人前の「分析」化学者になるための近道なのです。
T君にも、この壁をいずれ乗り越えて、またレベルアップしていくと思います。