危険物取扱者(甲種)にチャレンジ!

毎週、土曜日・日曜日のみの通学で社会人やフリーター、Wスクールの学生などを対象に、
分析化学の知識や技術を習得するために、定員20名の少人数制で開講されている化学分析
コースが今日も実施されています。

今日は1年生も2年生も実験はなく、一日中座学の日でした。しかし1時間目が終わった
とたん、学校を出て行く2年生が居ます。どうしたのでしょう?

実は今日は大阪府での危険物取扱者の試験日だったのです。1時間目の授業まではきちんと
受けて、そこから資格試験にチャレンジするため、試験会場に向かうところでした。
危険物取扱者の資格には甲種・乙種(1〜6類)・丙種と3つのレベルがあり、甲種が一番
多くの危険物が扱える資格になっています。しかし乙種までは誰でも受験できるのですが、
甲種を受験するには乙種を取得してから実務経験が必要だったり、化学系の専門教育を専門学校や
大学などで受けて単位を一定数取得している必要があります

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本校の学生は1年生の単位が認められると、甲種の受験資格が得られます。化学分析コース
2年生は3月に単位取得が認定されていますので、甲種の受験ができます。(化学分析コースの
学生は今年度から1年生前期の単位取得で甲種受験に必要な単位が修得できるようになっています。)

1時間目終了後に外出した学生達は、この甲種危険物取扱者の試験を受験しに行ったのです。
ちなみに受験しに行く時間は「公欠」が認められるため、欠席の扱いにはなりません。
二人ともぜひ合格して欲しいですね。

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放課後、ふと学生達を見てみると、危険物取扱者試験を受けに行ったHさんが学校に戻ってきて
いました。試験時間からすると今日は学校に戻る時間はないと思っていたのですが、解答が早く
終わったので、少しでも授業を聞こうと思って学校に戻ってきました、とのことでした。

多くの資格試験は、解答がすべてできれば、途中退出も可能ですので、彼女も早めに出ることが
できたようです。教務室(職員室)の前で今日の容量分析法の授業内容について、S先生に熱心に
質問していました。

危険物取扱者試験の結果発表はまだ先です。試験問題の持ち帰りができる資格試験もありますが、
危険物取扱者試験は私が受験した10数年前から変わらず持ち帰りができませんので、自己採点が
できません。自信のほどを聞いてみましたが、自己採点もできていないので少し自信なさげな様子
ではありました。でも今回最善を尽くしてきたのですから自信を持って吉報を待ちましょう!


by ドラ一郎