技術を身に付け就職を!本校3学科が「専門実践教育訓練講座」に!

「専門実践教育訓練講座」の指定を受けました!

今日は、次年度から本校に入学しようと考えておられる方で、
特に「2年以上の社会人経験のある方」にとっては、
嬉しいお知らせが届きましたので、
お伝えしたいと思います。

タイトルにもありますが、
昨日付けで、厚生労働大臣より、本校の平日コースの
2年制3学科(資源分析化学科、生命バイオ分析学科、有機テクノロジー学科)が、
「専門実践教育訓練講座」として指定を受けました。


↑本校に届いた厚生労働大臣からの通知書です。

これは何を意味するかと言うと、
来年4月に入学される方からが対象にはなりますが、
雇用保険の一般保険者として2年以上の期間があれば、
2年間の学費のうち最大96万円が、
教育訓練給付金として国から支給を受けることができるようになります。

つまり、これまでに2年以上の社会人の経験を持たれている方が、
本校に入学して、新たに、又は改めて、
化学や分析の知識や技術を身に付けて就職を
目指そうとされる場合、金銭面での負担が減ります。

さらに、失業状態であれば、教育訓練支援給付金も、
条件に応じて受給することも可能になりました。

この「教育訓練給付制度」は、働く人の能力開発、キャリアアップを
支援するため、厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を受講し、
一定の要件を満たした方に対して、受講費用の一部を給付するものとして、
平成10年から設けられていました。
これが、平成26年10月から制度を拡充し、
今回の本校の指定に繋がりました。

厚生労働省のホームページでも、説明されていますので、
詳しくお知りになりたい方は、こちらをご覧ください。

このような指定を受けられるのは、
全国にある約2800校もの専門学校の中でも、
「職業実践専門課程」を設置している本校を含む
472校が対象になります。
さらにその中でも、今回の指定を受けたのは、
現時点で本校の3つの講座を含め、78講座だけです。

ここで、職業実践専門課程について、少し説明をすると、
これも今年度から本校に新たに認定を受けた課程です。
文部科学省が打ち出している定義は、
専修学校の専門課程において企業との密接な連携により最新の実務の知識を
身に付けられるような、より実践的な教育の質の確保に組織的に取り組む専門課程」
です。

つまり、企業と連携を図りながら、授業科目を編成し、
実際に企業と連携をして演習や実習などを実施している課程、
言わば、社会で役立つ知識や技術を学び、身に付けられる学校であると、
文部科学大臣から認定を頂いているとも言えます。

詳しくは、過去のブログでご紹介していますので、
以下のURLからご覧下さい。
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140326

このように、本校がこれまで行ってきた
社会で役立つ知識や技術を教えるということが認められ、
本校に入学する学生に対しても、国から給付金を頂けるようになったことは、
本当に嬉しいことです。

本校に入学する学生の内、
半数以上は高校を卒業してすぐに本校へ来ていますが、
逆に4割程度の学生は、高校を卒業して何らかの経験を経て
本校に入学しています。

今回のこの制度を次年度から利用できるようになることで、
新たに夢や目的を持って入学してくる学生が増えるならば、
その期待に応えられる教育を提供できるように、
我々、教職員もさらに気を引き締めて臨むと共に、
そして、1人でも多くの夢を実現できるようにサポート
していきたいと思いました。

第41回道頓堀川水質調査がスタート!

7月30日のブログでも、少し紹介されていましたが、
今年度2回目となる、環境委員会の道頓堀川水質調査が、
今日からスタートしました。

以下のURLは、7月30日に今回の水質調査の打合せを
していた様子です。
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140730

環境委員会とは、学生が主体となって活動をしている
課外活動の1つです。いろいろな活動をしていますが、
その中でも継続して行っているのが、
今回ご紹介する道頓堀川の水質調査です。

道頓堀川とは、阪神タイガースが優勝した時に、
熱狂的なファンが飛び込む事でも有名になり、最近では、
プールの設置計画も出ていることでも有名な、
大阪市街の中心を流れる川です。

環境委員会の学生は、10年以上前から、この川に本当に飛び込んで
泳いでも大丈夫なのかと、定期的に水質調査を行っています。
毎年、年に4回のペースで調査を実施しており、
今回で41回目となりました。

今日は、夏期休暇中ではありますが、
サンプリングを明日に控え、20人以上もの学生が登校をして
実験室で準備をしていました。

まずは、今日の段取りを会長で2年、資源分析化学科のNさんを中心に確認し、
それぞれの班に分かれて準備がスタートしました。

今日の準備には、初めて参加をするという1年生もいたため、
それぞれの班の中で、2年生から1年生に技術を教える姿が見られました。
↓2年生から1年生に教えている様子です。

このように、2年生にとっては、1年生に教えるという立場で、
教える難しさも感じながら、いろいろと考えて臨んでいます。
また、1年生は、先輩との交流もでき、この実験以外のことでも、
相談ができる関係を作れる良い機会になっています。

下の写真の班は、明日のサンプリングに行くグループで、
当日に使用する機器の扱い方について、1年生の3人が、
先輩から教わりながら、予行演習をしているところです。

中央で操作をしている学生3人が1年生です。
「先輩から技術を盗みます!(笑)」と意気込んでいました。

実は、この3人、大学を卒業してから本校に入学した学生もいれば、
高校卒業後に働いていた経験のある学生もおり、
高校を卒業して本校にすぐ入学をした学生と比べると、
年齢としては少し年上の1年生になります。

その彼らを指導するのが両サイドの2年生。
右側にいる資源分析化学科2年のSくんは、
高校を卒業してすぐに本校へ入学してきた学生です。
年齢は、中央の1年生3人に比べると若いですが、
分析技術を学んだ経験で言えば2年目ですので、先輩です。
それを見せつけるかのように、手慣れた様子で、
実験もしていました。

今ではこうして、1年生の指導もできるようになり、
本当に頼もしくなったと思います。

明日からも、彼ら1年生が先輩に教わりながら
活躍する場面がもっと見えてくると思います。

サンプリングは、午前中に大阪の難波の道頓堀川で行われます。
天気も気になるところですが、しっかりと分析をして
結果を出してもらいたいと思います。

By ぽてと