外部の方を招いた教育課程委員会を開催!

より実践的なカリキュラムに。教育課程委員会を開催!

今日は、本校で『教育課程委員会』を開催しましたので、
まずはこの様子からご紹介します。

この委員会では、本校で行っている授業や実験のカリキュラム内容や、
学生が卒業するまでに修得する知識・技術が、どの時期に、どの程度
身に付けておくべきかという到達目標などを、外部の委員の方々を
お招きして、年に2回、検証を行っています。

↓到達目標などが記載された資料です。

今年度1回目の教育課程委員会の様子は
こちらをご覧下さい。
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140925

なお、お招きしている外部委員の方々は、
本校の卒業生がお世話になっている化粧品、医薬品、環境など、
各専門分野の企業や団体の方々です。
現場を知る方々ですので、毎回、率直なご意見を頂いています。

定刻になり、委員会が始まりました。

冒頭、本校校長の挨拶とともに、本校学生が2年間、または4年間学んだ姿、
言わば完成形とも言える姿をご覧頂くために、
先日行われた卒業研究発表会の姿や、
指導した教員の学生に対する指導姿勢を映像でご紹介しました。


時間にして約10分の映像ですが、皆さん真剣にご覧頂き、
中には前のめりになってご覧になった方もいらっしゃいました。

次に、カリキュラムの審議に移りました。
委員の方々からは、それぞれの専門分野における状況を踏まえ、
実際に社会で求められる人材を輩出する上での、
講義内容や科目名、実験で注意すべき事項など、
非常に具体的で貴重なご意見を頂きました。

今後、これらのご意見を反映し、あと一ヶ月程で始まる
平成27年度のカリキュラムの細かい内容を決定していきます。
そして、実践の場で必要とされる内容として、
さらにブラッシュアップを行い、学生をしっかりと教育します。
本日、ご出席頂いた皆様、ありがとうございました。

2年間で取った資格は10個にも!

先程記載したカリキュラムで授業や実験を受けた
2年生や4年生は、来る3月13日(金)の卒業式を終え、
本校を卒業します。

卒業を控えた学生にとっては、今の時期、
少しの間ですが、休息期間となります。
この期間を利用して、4月から始まる新生活に向けた準備をしたり、
引っ越しをしたりする学生も多いです。

その中、先日のブログでも紹介しましたが、
中級バイオ技術者の資格試験の合格証が学校に届いているので、
これを受け取りに登校してくる学生もいます。
今日は、生命バイオ分析学科2年の、Yくんが来ました。

Yくんに、結局この2年間で何個の資格を取ったのかと尋ねると、
指を折りながら、
「これで、10個ですね。」
と、話してくれました。

もちろん、資格ですので、難易度もいろいろあります。
そのため、数だけを問題にはできませんが、
Yくんが取得した資格は、全て化学や分析と関係する資格でもあり、
4月から働く上で、活かせる資格でもあります。

そして、何よりも、「自分はこれだけやったんだ」という結果が、
学校の成績とは別で、形になって見えるため、
Yくんも嬉しそうでした。

例えば、危険物取扱者という資格があります。
これは、国家資格の1つですが、将来の就職先でも、
いろいろな化学薬品を扱う可能性が多いため、
持っておくことで、活かせることもできれば、
試薬の危険性を知ることもできます。

Yくんも、入学当初、まずは乙種の第4類を取ろうと勉強をしました。
勉強と言っても、学校で受ける授業が、対策にもなっているので、
1年生の間に取ることができました。
そして、この乙種には、他にも第1類から6類まであります。
それぞれを順番に取っていこうと考えましたが、
6つ受けるならば、少し難易度は上がっても、
それらの要素が1つにまとまった危険物取扱者の甲種を取ってしまえ!と
考えたそうです。

これは、化学に関する科目を15単位以上持っていることが受験する上での
条件になりますが、本校では1年生の前期が終わって単位が取れれば、
その条件を満たすため、Yくんも受ける資格を持っていたのです。
そして、受けて見事に合格。

入学当初、化学や分析に関する知識を豊富に持っていた学生では
当然ありませんが、授業や実験を通して、
自然と試薬の危険性を学んできたことで、
資格取得のハードルが下がっていたことは事実です。

4月からは、株式会社住化分析センターで働きます。
ここでは、ありとあらゆる分析を行うことになるので、
その資格も必ず活かせると思います。

ちなみに、今は、自動車の運転免許を取りに行っているとのことです。
教習の予約が取れなくて、苦労しているようでした。(笑)

就職先には、先輩も多くいるので、
負けずに活躍して欲しいと思います!

By ぽてと