普段の授業よりもゆっくり・じっくり 『基礎化学講座』スタート！

本日から、平成２７年度の「基礎化学講座」（全１５回）がスタートしました。この講座は、
平日学科・コースの学生が通常登校しない土曜日を有効活用し、高校で学ぶ化学の内容や、
１年次の前期に週３回開講している基礎化学の復習を中心に、毎年実施している講座です。
平日学科・コースの学生を対象に、全１５回にわたって、本校の専任講師がリレー方式で
講義を担当していきます。

基礎的な内容から解りやすく説明するのが本校の授業・実験の特徴ですが、学生のなかには
自身の理解力に対し不安を持つ学生もいます。高校時代に化学を履修していない文系出身の
学生も少なくありませんし、全く理科について学ばなかった商業高校出身の学生もいます。

そのような学生も、卒業後には医薬品・化粧品・食品・環境・材料・バイオ・医療・臨床・
バイオ・微生物など、化学に関係した仕事に就きたいという希望を持って入学しています。
この基礎化学講座を受講する学生のニーズは一様ではありませんが、１年次の前期の内に
基礎固めをしてより専門的な学習に臨みたい！という目的意識は共通しているでしょう。

さて、今年度の初回はせんぱい先生が担当。せんぱい先生は、基礎化学の講義も担当して
いますので、学生たちがつまずきやすいポイントを押さえながら講義を進めていました。
日常の授業とは異なり、受講者も２０名程度ですので、学生たちが演習問題に取り組んで
いる時間は、個別に理解度を確認しているようでした。受講後の学生たちの感想は・・・。

　　『授業では、きちんと理解できているか何となく不安に思っていたところが、
　　　今日の講座でしっかりと理解することができ、本当に良かったと思います。
　　　これからの講座でも、自身の不安を解消していきたいです。』
　　　　　　　　　　　　　　　（上の写真中央　生命バイオ分析学科１年 Ｋ君）

　　『授業以上にゆっくりと進むので、じっくりと一つひとつ理解しながら、受講
　　　することができました。質問についても個々に対応していただくことができ、
　　　より理解が深まりました。受講して良かったと思います。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　（上の写真右側　資源分析化学科１年 Ｏ君）

本校卒業後の進路については、学生によって希望はことなりますが、化学分析の実務に必要と
される知識・技術は短期間では身に付きません。先ずは、根底となる化学の基礎をしっかりと
学び、その上で専門的・実務的な技能を身に付けていくことが不可欠です。１年生にとって、
基礎固めとなるこの時期は非常に大切な時期ですので、焦らず、取り組んで欲しいと思います。

ｂｙ　あずみ