みんなが利用しやすいように〜図書委員会の活動〜

利用する図書は、学生自身で管理!

本校の3階には、化学系の図書や資格関連の図書など、
授業や実験の参考資料として利用できる本を
設置しています。
その他にも、パソコンや自習用の机などもあります。

そのため、この部屋は自習する学生や、
グループで打合せをする学生が、いつも利用しています。
また、昼休みには教員が毎日常駐しているので
何か質問をしたいときに、この部屋に来れば
気軽に教員へ質問もできる場所としても活用しています。

この部屋をコミュニケーションルームと呼んでいますが、
ここに設置されている本の整理整頓、
本に付いているラベルなどの修繕、
パソコン内のデータ整理などを行って、
学生が利用しやすい環境になるように維持管理をしているのが
図書委員会の学生達です。

こちらの写真は、今年度の図書委員会の学生が
打合せをしている様子です。

写真では、分かりにくいかもしれませんが、
全員で40名を超える学生が所属しています。

数年前の図書委員会は、全員でも10名足らずの人員でしたが、
今年度の図書委員会は、1年生も多く入会し、
過去最大の会員数となっています。

昨年度も図書委員会で活躍し、入会を呼びかけた
2年生で会長でもある有機テクノロジー学科のAくん。
↓写真の左側がAくんです。

Aくんは、これまでの先輩が少しずつ、地道に活動をしてきたことを
しっかりと引き継いで、図書委員会をもっと発展させたいと
考えています。

図書委員会が発足した当初の主な活動は、
コミュニケーションルームに設置されている図書の
在庫を把握することでした。
いろいろと情報発信もしたいと考えていましたが、
まずは利用しやすい環境作りからと、
活動を行ってきました。
例えば、図書を効率良く検索をするために、
在庫管理も兼ねて、在庫図書のデータ化を行いました。

その後、
「これだけの資料があるのに、もっと皆に活用してもらいたい」
という思いもあり、まずは環境を常に綺麗に保つことと、
利用の仕方についても周知していくことを行いました。

例えば、先輩が卒業研究で書いた大切な卒業論文も、
毎年、多くの在校生が貴重な資料として閲覧します。
そのため、どうしてもラベルが外れたりすることもあるため、
図書委員会の学生が修繕や、補強をしたりして、
維持管理をしています。

そして、昨年からは、少しずつですが、
利用する学生の頻度なども調べ始めて
利用する目的や頻繁に閲覧される図書や資料の整理も
行うようになりました。


この写真は、新しい図書が入った時に
設置する場所として、図書委員会の学生が考えました。
手書きの「新しい本」というのが、素朴な感じもしますが、
この場所が無い時には、新しい図書が入っても、
簡単に探せないという状況でした。
それならば、一番目立つところに、
新しい図書を置くスペースを作ろうと、
図書委員会の学生が始めました。
「たったこれだけ?」「それまで無かったことが不思議」と
感じられるかもしれません。
もちろんこれだけではありませんが、
このようなチョットしたところから、学生が、学生のために、
もっと利用しやすくするためにはどうすれば良いのかと考えて、
1つ1つ活動をしています。

今年は、これまでになく多くの学生が図書委員となったため、
新たな課題も見えてくると思いますが、
会長を中心に頑張ってもらいたいと思います。

By ぽてと