自信を持って実技試験を挑むために!


今日7月7日は七夕です。
七夕にちなんだ行事が全国各地で行われていますが、
本校近くの大阪天満橋(大川)でも、
ロマンチックで美しいイベントが実施されます。

そのイベントの様子はのちほどご報告するとして、
まずは昼間の学校の様子を紹介します。

いよいよ迫る、定性分析実技試験!


実験棟では、資源分析化学科と有機テクノロジー学科の
1年生が定性分析実験を行っていました。
このブログでも定性分析実験については何度か紹介しています。
定性分析実験は、ある試料の中に含まれる様々な金属成分を、
種々の方法によって検出する技術を身につけるための実験です。
これまでに第1族から第6族の金属イオンの定性分析について学んできました。
一通り学んできた彼らを待ち受けるのは“実技試験”です。
実技試験では、何の金属が入っているか分からない未知試料を渡され、
それに何が含まれているのかを分析してもらいます。
もちろん、教科書やノートを見ることはできません。
自力で出来てこそ、一人前の分析化学者になれるのです!
今回は、その実技試験に向けての復習実験をしています。

2階では、キップの装置というものを使って化学反応を行っていました。
この装置はシンプルな構造ですが、
必要な量の気体を発生することができる優れた装置です。
学生たちは原理を学びながら、楽しく実験を行っています。

こちらは資源分析化学科のMくんの実験ノートです。
凄く綺麗にまとめられていますね。
図と色を使って、どの実験操作を行うと、
どんな現象が起こるのかが見やすくまとめられています。
これなら試験もバッチリでしょう!


いろいろな金属イオンが混ざった時に、どのような色になるのか
を観察しているグループの学生たちもいました。
学生たちは試行錯誤をしながら、実験に臨んでいます。




上手くできた!と歓喜の声をあげていたのは、
有機テクノロジー学科のEさんです。
「前回は失敗してしまったけれど、今回は上手くできました!」
と、とても嬉しそうです。

そんなEさんの将来の夢を聞いてみると、
「モノづくりに関する仕事をしたいです!」とのこと。
詳しい分野はまだ明確に決まっていないようですが、
新しいモノを作ることに興味があるようです。
新しいモノを作るということにも、“分析”は必ず必要になります。
夢の実現のためにも、少しずつ知識と技術を蓄えていきましょう!

地上の天の川

大川では毎年7月7日に開催される「平成OSAKA天の川伝説」
というイベントがあります。
ここでは、「いのりの星」という人々の願い事が込められた
青いLEDを光源とする光の球を川に流すことで、
地上に「天の川」を再現してくれます。
多くの方がその幻想的な美しさに見惚れていました。

本校の学生は夢の実現のために、日々頑張っています。
楽しいことだけではないかもしれませんが、夢は叶います。一緒に頑張りましょう。


by かえる