夏期休暇中ですが、賑やかです!

夏期休暇中、登校する2年生は卒業研究の準備中

平日、本校に通う学生は、今、夏期休暇中です。
夏期休暇中は、学生は登校しないのではないの?と思われがちですが、
本校の学生は夏期休暇中でも登校してきます。

では、登校してきた学生は何をしているのかというと、
2・4年生は9月から実験が開始される卒業研究の準備を行っています。
同じ卒業研究を行う班内で打合せをしたり、その結果を卒業研究担当教員に質問して、
疑問を解消し、研究の進め方を勉強したりしています。

本校の卒業研究は、2・4年間で学んだ分析化学の知識や技術を基に
学生達が興味のある分野の研究を学生主体で行います。

今までの実験は、我々教員が準備した実験テキストに沿って、
実験を進めていました。
しかし、卒業研究では学生達が実験の方法を考え、それを卒業研究担当教員と
相談しながら、研究を進めていきます。

今日、登校していた生命バイオ分析学科の1班は、Mac先生が卒業研究担当教員です。
その班の研究内容を少しだけご紹介します。

研究のテーマは、身近にある食品を使った抗菌性の研究だそうです。

この研究は、今年から始まった研究ではなく、今までに卒業した先輩から引き継いだ研究です。

このテーマの研究成果は、お弁当などに入っている抗菌性のフィルムの開発に生かされたりします。
例えば、駅弁などに入っているワサビの抗菌性を活かしたフィルムなど、
みなさんも目にしたことがあるかと思います。

9月から始まる卒業研究まで、まだまだ時間があります。
これからも登校して、研究の進め方や班内の役割分担などを決めていきます。

大学の卒業研究では、研究室の先生がテーマを決めることが多いですが、
本校の卒業研究は、学生達が興味のある分野を研究できます。

だからこそ、大学生よりも本校の学生達はたくさんの先行文献を調べ、
色々な研究方法を考える必要があります。

学生達にとっては面白くて、興味深い日々の始まりです。


by バッテン