分析技術に磨きをかける2年生!

こんにちは、かもみーるです。

先日、ましおか先生のブログでも紹介されていましたが、
今日は生命バイオ分析学科2年生の卒業研究の様子をお伝えします。

後期から始まった卒業研究も、いよいよ中間発表が迫ってきました。
今日までの実験データを整理しながら、発表準備も並行して行うため、
実験にも熱が入ります。

この班は、「乳酸発酵物の有効活用」に関する研究を進めています。
廃棄されていたものを資源として乳酸発酵を行い
生産された物資の防臭効果などを検討しています。

今日はガスクロマトグラフという分析機器を使って測定していました。



写真右後方のFくんに話を聞くと、
「この物質は今日初めて測ります。
きちんと検出できるといいのですが。。。」
と、少し心配した様子で話しながら、分析機器を操作していました。
そのFくんの手元には、1年生の機器分析化学実験で使った
実験テキストがありました。



本校では1年生の時に、いろいろな分析機器の原理や扱い方を授業と実験で学びます。
そこで使用したテキストには、使用方法などが詳細に記載されています。
そのテキストを手にしながら、今では分析機器を使いこなせるようになり、
卒業研究を通して、さらに分析技術を磨いているのです。

入学する前のFくんは、社会人として化学と全く関係のないところで
働いていた学生です。
そのため、入学してからこれらの分析機器について学びました。
次の4月からは、身に付けた分析技術をフルで活かせる分析会社で
技術者として働くことが決まっています。

また、1枚目の写真のEくん(左から2番目)は、
次の4月から医薬品や食品の原料となる乳酸菌や、その発酵物を扱う企業で働きます。
働き始めてからも、分析機器を使う機会がたくさんあるので、
「4月になるまでにもっと実践的な力をつけたいです。」
と、頼もしく話してくれました。

今後も卒業研究などを通して、
様々な分析機器に触れ知識や技術を磨き、
企業で活躍してほしいと思います。

By かもみーる